肺炎のワクチンについて

当院では肺炎球菌ワクチンの接種を行っています。
肺炎球菌は肺炎の中で最も頻度の高いものです。65歳以上の方への接種が推奨されています。これは、高齢者は肺炎による死亡率が高くなるためです。特に、肺気腫など呼吸器の病気のある人は肺炎が重症化しやすいので、ワクチンを接種して少しでも肺炎の予防をされた方がよいでしょう。安全性は高いといわれ、重篤な副反応は極めてまれです。時に、注射部位のかゆみ、疼痛、発赤、腫脹、軽い発熱、関節痛、筋肉痛などが起きますが、多くは1~3日で消失します。ワクチン接種の回数は一回限りとなっています。続けて再接種すると副反応が強いため、日本では再接種が認可されていないからです。
接種の時期は決まっておらずいつでも良いとされています。当院で接種される場合は予約をお願いしていますのでご相談ください。